フリーランスエンジニアは年収1000万稼げる?手取りや税金についても解説

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この記事でわかること

・フリーランスエンジニアは年収1000万稼げるのか
・フリーランスエンジニアで年収1000万を達成する方法
・年収1000万の手取りはいくらになるのか

年収1000万円というと、1000万円プレイヤーとも呼ばれ、一種のステータスにもなっているため、目標にしている人も多いですよね。

フリーランスエンジニアの年収や案件情報について検索すると、

1年目から年収1000万以上可能!

といった謳い文句を見かけることもあり、

『フリーランス転向すれば、だれでも1000万達成できるの?』
『年収1000万稼げるフリーランスはどのくらいいるの?』

と気になっている方も多いと思います。

そこで今回は、フリーランスエンジニアで年収1000万は可能か を中心に、手取りや税金についても解説していきますので参考にしていただけると幸いです。

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結論:年収1000万は可能。その割合は

結論から話すと、フリーランスエンジニアで 年収1000万を達成することは可能 です。

Relanceが2023年に行ったフリーランスエンジニア年収の実態調査を行っているので、そちらを参考にみていきましょう。

引用元: 【2023年版】フリーランスエンジニア白書 1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2023年1月-|Relance

Relanceの調査による、1,000万円以上の割合は 全体の約10%ほど の結果でした。
これはフリーランスエンジニア全体で見た場合の数字となっており、年代別でみると以下の通りです。

引用元: 【2023年版】フリーランスエンジニア白書 1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2023年1月-|Relance

年代別でみたときの1,000万円以上の割合は、

  • 20代:約5.98%
  • 30代:約8.01%
  • 40代:約12.67%

でした。

どうでしょうか?少ないなと思いましたか?私は初めてこの数字をみたとき、むしろ割合として多いと感じました。

会社員で考えると、年収1000万という数字は20代や30代では簡単に届く数字ではありません。中小企業であれば、部長職など上位の役職で届く数字ではないでしょうか?

そう考えるとフリーランスエンジニアにおける年収1000万の割合は、むしろ多い数字ではないでしょうか?

もちろん簡単に誰でも達成できる数字ではないことは確かです。
そこでここからは、実際に1000万を稼いでいるエンジニアはどのようなエンジニアなのかを解説していこうと思います。

フリーランスエンジニアとして年収1000万円を稼ぐ方法

年収1000万稼ぐ場合に必要な案件単価は?

年収1000万を稼ぐためには、1000万 ÷ 12か月 ≒ 83万/1か月で 月報酬85万円以上の案件の受注 が必要となります。

毎月85万以上の報酬を受け取れる案件が受注できれば、年収1000万を達成するための1stepが達成できたといえます。

まずは、月報酬85万以上の案件を獲得することを目指しましょう!

月報酬85万円の案件はどんな案件?

月報酬85万以上の案件を受注する必要があるとお伝えしました。

では次は、月85万以上の報酬が受け取れる案件はどのようなものがあるかを見ていきましょう。

ここでは、フリーランス案件を紹介してくれる Midworks で実際の案件を確認してみます。

引用元:Midworks案件一覧

Midworks の案件を実際に見てみるとわかりますが、~100万の高単価案件も豊富にあります。

ただ、求めるスキルを見てわかるとおり、85万以上の高単価案件になってくると実務経験が必要となっており、新米フリーランスエンジニア受注することは難しいです。

しかし、受注を見据えてスキルアップしていけば、決して獲得できない案件ではありません。
受注するためのステップアップについて、詳しく説明していきましょう。

他にどんな案件があるか確認したい方

今回例に挙げたMidworksをはじめとして、フリーランス案件を紹介してくれるフリーランスエージェントサイトが多くあります。

数あるエージェントサイトの中から、おすすめエージェントサイト2つを紹介します。無料会員登録をするだけで非公開案件を含めた全案件を確認できるようになるので、どんな案件があるかを詳細にイメージしたい方は、是非ご覧になってください。

おすすめ大手エージェントサイト

Midworks(ミッドワークス)
Midworksはエージェントの中でも、福利厚生が手厚いことに定評。
保険料の一部負担や報酬保障などのサポートがあり、会社員なみの保障を受けることができる!

レバテックフリーランス
業界最大級の案件数で、自分に合った案件を選べる。
担当者はITエンジニアの知識が深く、キャリアアップに向けて的確にアドバイスをしてくれるのも特徴!

月報酬85万以上の案件を受注するためには

高単価案件に必要な実務経験は?

月報酬85万以上の高単価案件の受注に必要な実務経験目安としては、

  • 開発経験が3年程度
  • チーム開発の経験がある
  • クラウドやDBなどの周辺機能も使いこなせる

が妥当なラインといえるでしょう。

どれも新米フリーランスエンジニアには難しいかもしれませんが、経験年数以外はエンジニアとして経験を積んでいけば確実に身につくスキルです。

フリーランス転向初年度からは難しくとも、経験を重ねていけば、数年後に受注することは決して難しくはありません。

また、高単価案件の受注を目指すには、上述した実務経験のほかに、以下のようなことを意識することが大切です。

1. 上流工程での経験を積む

上流工程の仕事は、下流工程と比較して10万円から20万円は高額傾向にあります。

要件定義・設計などのスキルも、高単価案件では往々にして求められます。

仕様確定や設計における調整スキル、リーダー経験、設計経験などシステム開発の上流工程のおけるスキルを総合的に身につけていれば、相応の高単価が期待できます。

2.先進的な技術を扱っている案件を積極的に受注する

IT業界の進化は日進月歩で、トレンドは絶えず変化していくものです。今では AWS/GCPなどのクラウド技術 は高単価案件において必須スキルになっていますし、AIやデータマイニングなど様々なトレンドがあります。

案件選択時には、なるべく先進的な案件を受注するように意識していくと、自然とトレンド技術が身についていくのでおススメです。

クビにならないことも重要

月報酬85万以上の案件を受注できたとしても数か月でクビになってしまっては元も子もありません。

安定した収入を得るためには、一度受注した案件を継続受注できることが大切です。

そのためにはクライアントと信頼関係を築き、クビにならないように対策することが必要となります。

対策できることはたくさんありますが、中でも特に当たり前で基本的な対策を紹介します。1つずつみていきましょう。

1. コミュニケーションを適切にとる

エンジニアは基本的にチームで仕事を進めます。そのため、業務を円滑にするためにもコミュニケーションは必須です。

進捗の報告や、仕様調整など、コミュニケーションが適切に必要なタイミングは多くあります。

そのため、スキルや技術と同じくらいコミュニケーションが円滑に取れることは大事なポイントとなり、クビにならないように丁寧におこないましょう。

2. 時間を守る・突然休まない

フリーランスの場合、会社員のように上司はいないので、自己管理を全ておこなうセルフマネジメント能力が強く求められます。

1日の欠勤で開発プロジェクトが大幅に遅延する可能性があることを理解してください。
場合によっては損害賠償を請求される可能性もあります。

今まで積み重ねてきた信用が、1つの行動で全て崩れてしまう危険性があることを十分に理解し、責任感を持って仕事に取り組むように心掛けておきましょう。

3. できない仕事は素直に伝える

「仕事をしながら勉強しよう」と考えて、できない仕事を請け負う人もいるかと思います。

それで最終的に遅延なく完遂できれば結果オーライですが、仮に期限になってもできなかった場合は、クライアントの信頼を一気に失うことに繋がります。

繰り返しになりますが、基本的にエンジニアはチームで開発を進めていきます。何よりもチーム全体として最高効率で開発が進むことが重要です。

  • できないことは適切に伝えて、調査しながら進めることを事前了承とる
  • チームでわかるひとに相談しながら進める

などリスク回避策をとることが大切です。

年収1000万円で手取りはいくらになるのか

1000万円すべてが自由に使えるわけではない

ここまでで年収1000万が、フリーランスエンジニアとしては決して目指せない数字ではないことを解説してきました。

ただし報酬として受け取った金額がすべて自由に使えるわけではなく、税金や年金の納付が必要です。
フリーランスで年収1000万円稼いだ場合、自由に使えるお金はいくらなのか見ていきましょう。

年収1000万円の手取りはズバリ700万程度

年収1000万円の場合、手取りは700万程度が目安です。税金や年金に300万 – 350万程度の支払いが必要になると考えておくと良いでしょう。

支払うべき費用の内訳の目安金額は以下のとおりです。

・所得税:
約1,400,000円

・住民税:
約900,000円

・国民健康保険:
約900,000円

・国民年金:
195,000円

・合計:
3,400,000円

月当たりの手取り金額は

・年収700万の場合:月当たり58万

となり、かなり自由に使えるお金が残りますね。

まとめ

以上、今回は『フリーランスエンジニアで年収1000万稼ぐことは可能か』について解説しました。
要点をまとめると以下のようになります。

・フリーランスエンジニアで年収1000万は可能
・年収1000万以上の割合は、全体の10%程度
・高単価案件を獲得するには、計画的にスキルアップしながら実務経験を積むことが重要

フリーランスになる目的がお金だけとは思いませんが、大きな目標・働くモチベーションになることは間違いないと思います。少なくとも高単価案件を安定受注できるようになることは、自身のスキルが評価されている証です。

年収1000万の現実を正しく理解して、理想のフリーランス人生を目指しましょう。

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