エージェント利用を迷っている方へ、実際に利用して感じたメリット・デメリットを紹介します。
本記事では、エージェントに登録するかどうか迷っている方に向けて、私がエージェントを利用して感じたメリット・デメリットをご紹介します。
まず結論から伝えると、大半のフリーランスは間違いなくエージェントを利用すべき と思っています。
その理由をメリット・デメリットに分けてお伝えしていきますので、参考にして上手にエージェントを活用していきましょう!
実際に感じたメリット・デメリット
実際にエージェントを利用してみて、私が感じたメリットデメリットは以下の通りです。
メリットデメリットそれぞれありますが、トータルするとメリットのほうが大きかったと感じており、エージェントを利用してよかったなと感じています。
それでは、1つずつ紹介していきます!
エージェントを利用するメリット
1. 高収入を実現できる
フリーランスを目指す人の中には、「会社員を辞めて独立すれば高収入を実現できる!」と期待している人も多いのではないでしょうか?
そんな方には、エージェントを利用することを強くおすすめします。
フリーランスが高収入を実現するには、受注する仕事の単価を上げることが重要になります。
自ら企業に営業活動をすることで仕事を得るひともいるでしょうが、独立したての個人が案件を獲得するのはコネでもない限りは中々難しいでしょう。
しかしエージェントを利用すれば、個人事業主としては直接契約が難しい大手企業の案件を受注することも可能です。
大手エージェントは、クライアントとの間に商流がエージェント1社しか介在しない「エンド直請け案件」を保有しているエージェントも多く、複数の企業が介在し、商流が深い案件よりも手数料が減る分単価が高い傾向にあります。
また、エージェントは案件の単価交渉も代行してくれるため、個人で交渉するよりも高額な報酬を実現することができるでしょう。
2. 収入が安定する
エージェントは、膨大な数の案件を保有しているため多くの案件を紹介してくれます。
これにより、仮に契約打ち切りになったとしても、すぐに次の案件を紹介してくれるので、「案件が決まっておらず収入がない」という状態になることは基本的にありません。
上記の理由から、よくフリーランスのデメリットとして、「収入が不安定になる」と言われることが多いですが、
エージェントを利用する場合は逆で、安定して案件を受注できるので収入は安定したと感じています。
会社員と比べると収入がなくなるリスクは0ではありませんが、一度エージェントを利用して案件を獲得できた人が、いきなり収入が0になることは極めて確率は低いといえるでしょう。
3. 多くの案件情報を手に入れられる
エージェントに登録すると、エージェントが保有している案件をいつでもチェックできるようになります。
契約成立後、案件対応を行っている最中であっても、いつでも最新の案件情報を確認することができるので、
「他案件の単価をチェックして、今後のキャリアプランを計画する」
「開発言語ごとの案件数など業界動向をチェックして、今後習得する言語/スキルを選定する」
といった未来に向けた行動に繋げることができます。
エージェントを利用すれば様々な有益な情報を手に入れることができるので、案件情報を手に入れるだけでもエージェント登録する価値はあると思います。
4. 契約手続きが簡単になる
企業と直接やり取りして契約する場合は、受発注などの契約書作成を自分で行う必要がありますが、エージェントを利用すれば契約手続きを代行してもらうことができます。
フリーランス転向を考えている方の中には
・受発注の契約書を作成したことがない
・毎月契約書をやり取りするのは面倒くさい
・技術的な業務に集中したい
という方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった方はまずはエージェント経由で仕事を獲得してスキル・キャリアを身に着け、必要に応じて契約周りの知識もつけて完全に独立するといった形でステップアップしていくことをおすすめします。
5. サポート体制が手厚い
エージェントには、スキルシートの添削や就業後のフォローをはじめとした福利厚生が充実している企業が多いです。
福利厚生な1例として、
・企業面談の支援(スキルシート添削など)
・就業後の案件フォロー(個別カウンセリングやクライアント状況の共有など)
・確定申告サポート
・健康診断サポート
などなど、豊富なサポートを行ってくれます。
フリーランス転向を考えている方の中には、上手くやっていけるか不安な方もいらっしゃると思います。
分からないことが多い中で業務に集中するためにも、エージェントの支援を受けることをおすすめします。
エージェントを利用した際のデメリット
1. マージンが発生する
数々のメリットを紹介してきましたが、エージェント企業はボランティアではありません。
エンジニア側は仕事を紹介してもらう代わりにエージェントにはマージンを支払う必要があります。
マージンという対価を支払うことで様々なメリットが受けられるということですね。
そのためマージンそのものはデメリットではないのですが、マージンが発生することによって、以下のようなデメリットが発生する可能性があるので注意が必要です。
・受け取っている単価と求められるスキルに差がある
・同じ現場のエンジニアと単価が異なる
マージンによるデメリット1:受け取っている単価と求められるスキルに差がある
例えば、あなたが単価として80万円を受け取っているとしましょう。
エージェントが受け取るマージン率を20%と仮定すると、企業/エージェント/エンジニアのそれぞれのキャッシュフローは以下のようになります。
・企業がエージェントに払う金額:100万円
・エージェントのマージン:20万円
・エンジニアが受け取る報酬:80万円
この場合、企業としては月100万円相当のスキルを要求してくるが、エンジニアは月80万円の成果しか出すつもりがない という認識の相違が発生する可能性があります。
現場配属後に、ミスマッチが発覚することを避けるためにも、面談時に担当範囲を明確にするように注意しましょう。
マージンによるデメリット2:同じ現場のエンジニアと単価が異なる
同じエージェント経由でも、エンジニアごとに受け取っている単価が異なることは良くあります。
単純にスキルレベルが異なる場合もありますが、企業としては同じ金額を払っていて、エージェントがエンジニアごとにマージン率を変えている。という可能性もあります。
エージェントもビジネスでやっている以上うまくマージンを取ろうとするのは当然なので注意が必要です。
マージン率を公表しているエージェントもあるので、気になる方はそのようなエージェントを使ってみるといいでしょう。
2. 在宅型案件だけではなく常駐型案件もある
エージェントのデメリットとは少し異なりますが、案件の中にはリモートの在宅案件だけではなく、出社が必要な常駐案件も多くあることを理解しておくようにしましょう。
フリーランスのイメージとして、「自由にどこでも働ける」在宅型案件を想像するひとも多いと思います。
もちろん在宅型のリモート案件もありますが、リモート案件は人気が高く争奪戦になったり、高単価・継続案件は常駐型案件となっていることが多いです。
フリーランス転向にあたり、在宅型のリモート案件を希望する方も多くいらっしゃると思います。
そういった方は、エージェントにしっかりと希望を伝えるようにして、契約成立後に後悔しないように気を付けましょう。
エージェントを上手に活用しよう
エージェント利用のメリット・デメリットをお伝えしてきましたが、ずばりエージェントの利用は以下のような方におすすめです!
私自身がフリーランス転向した際は、まさにこれに当てはまる状態でした。
まずはフリーランスとして案件を獲得して収入を安定させて実績を積んでいきたい。という方は是非エージェント利用を検討してみてください。
エージェントは、デメリットもありますが、トータルで見ればメリットのほうが多く、フリーランスにとって心強い味方です。
活用するかどうか迷っている方は、登録自体は無料なので、とりあえず登録だけしてみて、担当者に不安や悩みをぶつけてみるといいかもしれません。
メリット・デメリットを知った上で、上手に活用していきましょう!
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