この記事でわかること
・初心者がAWSを学ぶ場合のロードマップ
・無料でAWSを学習する方法
・上級者にステップアップする方法
AWSをはじめとしたクラウドサービスは、今やシステムを開発する際の構築先として主流となり、エンジニアには、とても身近な存在になりましたよね。
駆け出しエンジニアや新卒エンジニアの方でも、これからAWSの勉強をはじめたい!という方も多いかと思います。
今回はそんなAWS習得を目指す未来のインフラエンジニアの方々の
『AWSを勉強したいけど、何から始めればいいの?』
『まずは無料で勉強を始めたい。良い方法はある?』
といった疑問を解消すべく、フリーランスとしてAWS案件を担当している現役AWSエンジニアが 実際に行ってきた勉強方法 を紹介します。
是非参考にしていただき、AWSエンジニアとして第一歩を踏み出してください!
AWSエンジニアへの道①:まずは雰囲気を掴もう
まずはなんとなく理解することが大事
私もそうだったのですが、初心者にとっては、そもそもAWSに対して『何ができるものなのか』『何故そんなに利用されているのか』のようなイメージを持つことすら難しいですよね。
そんな方は、『AWSとは何か』の、雰囲気を掴むことをおススメします。まずはAWSをなんとなく理解した。状態を目指しましょう。
なんとなく理解したうえで、実際に学習に入っていくと、脳が拒否せずに頭に入ってきやすくなると思います。
AWSの雰囲気をつかむ方法
AWS の クラウドが選ばれる 10 の理由(AWS公式)
・AWS の クラウドが選ばれる 10 の理由 | AWS (amazon.com)
AWSのメリットがまとめられているページで、AWS公式が公開しています。図や絵が多く、なんとなく理解するのに最適です。
まずはこちらに目を通してみて、AWSがシステム構築において色んなメリットがあること の雰囲気を掴みましょう。
AWS 初心者向け資料(AWS公式)
・AWS 初心者向け資料 | AWS クラウドサービス活用資料集 (amazon.com)
AWS公式が公開している初心者向けの資料がまとまったページです。
初心者向けに多くのコンテンツが公開されているので、雰囲気を掴んだあとの本格的な勉強 にも活用できます。
その中でも、雰囲気を掴むためにオススメの資料は『今からでも大丈夫!基礎から学ぶ AWS 入門 (awscloud.com)』です。
無料で動画視聴できるので、AWSの雰囲気を掴むためにも、まずは見てみることをおススメします!
AWSエンジニアへの道②:手を動かしながら理解を進めよう
AWSを理解するためには実際に手を動かしてみることが最短経路
雰囲気を掴んだあとは、理解を進めるフェーズに入りましょう。
AWSを理解するためには、実際に手を動かしてAWSに触れてみることが近道です。
実際に触ってみることで、AWSが提供している各種サービスを知り、AWSの理解を深める ことに繋がります。
手を動かしながら学ぶ方法
AWS ハンズオン資料
・ハンズオン資料 | AWS クラウドサービス活用資料集 (amazon.com)
AWS公式が公開しているハンズオン資料がまとまったページです。
AWS初心者向けの動画もまとまっており、『AWS 初心者向けハンズオン』を順番に見ていくことで、実際にAWSを操作しながら効率的に理解を深めていくことができます。
AWSの無料枠を有効活用する
AWSでは、各種サービスをお試しで使用できるように無料枠が用意されています。
サービスによってデータ量や利用回数、利用時間の制限がありますが、勉強する程度であれば、すぐにオーバーすることはありません。
無料枠を利用して、先に紹介したハンズオン資料を見ながら学んでいくことで、効率的にAWSへの理解を深めることができるので、是非活用しましょう。
AWS無料枠の詳細については、公式サイトの AWS 無料利用枠 を参照することをおすすめします。
こちらには、現在提供されている無料枠のサービスの詳細が紹介されています。
AWSエンジニアへの道③:隙間時間を活用しよう
AWSの学習方法の中には、休憩や通勤の移動時間といった隙間時間に眺めるだけで勉強になるコンテンツが多数あります。
学習意欲が高いときは勿論ですが、ちょっと疲れているときなど、受動的に学習したい場合などに活用して、ちょっとずつAWSの知識を深めていきましょう!
AWS JAPANの公式Youtube
・Amazon Web Services Japan 公式 – YouTube
AWS JAPANの公式YouTubeチャンネルで、AWS Summit等の大規模イベントの動画や、サービスのアップデートなどのお役立ち情報が配信されています。
初心者のうちは、良くわからないことも多いと思いますが、雰囲気を知れるだけでもメリットがありますので是非。
AWS JAPANの公式ブログ
・変化を求めるデベロッパーを応援するウェブマガジン – builders.flash | AWS (amazon.com)
AWS JAPANの公式ブログで、AWSの中の人が実践的なクラウドベストプラクティスを解説しています。
最終的にAWSエンジニアになるためには、参考になる情報がたくさん配信されているので、是非活用しましょう。
気になっているサービス名で記事検索することもできるので、学習状況に応じてブログ記事を見てみるのもいいですね。
導入事例
・AWS クラウド導入事例 | AWS (amazon.com)
様々な企業や自治体などが、実際にAWSをどのように活用して、システム構築を行ったのかの導入事例を、AWSが公開しています。
誰もが知っているような有名なところが多いので、興味を惹かれた事例を眺めてみることで、楽しく学習することができるでしょう。
AWSエンジニアへの道④:より深く理解するためには?AWSを身に着けるためのロードマップ
ここまで無料で出来るおすすめ勉強方法を紹介してきました。
紹介してきた内容から勉強してみることだけでも、十分にAWSについて学べると思いますが、更にAWSの理解を進め、AWSエンジニアとして成長していくための学習方法を紹介します。
資格を取得する
学習を進めるうえで、資格取得を目標とすることは、ゴールが明確になるので学習が捗りますよね。
AWSにも公式の認定試験があります。AWS認定試験に合格することで、一定のAWSスキルを有していることの証明に繋がりますので、取得を目指してみるのも良いでしょう。
初心者がまず取得を目指すのにおすすめの資格は、以下のクラウドプラクティショナーです。
Cloud Practitioner(クラウドプラクティショナー)
クラウドプラクティショナーは、AWS認定資格としては基礎レベルに位置付けられており、AWSの全体的な知識が求められる資格です。
この資格を合格するためには、AWSの全般的な知識が必要になるので、初心者がまず取得を目指すのに最適といえるでしょう。
本で体系的に学ぶ
今回は主にネット上で学べるコンテンツを重点的に紹介してきましたが、AWSを学習するうえで書籍は欠かせないコンテンツです。書籍をおすすめしたい理由としては、
・章立てで情報整理されているため体系的に学べる
・移動時間などの隙間時間に読むことが可能
・資格勉強等でAWSサービスの理解に詰まった際に重点的に学べる
IT書籍は、一冊一冊が中々高いので手が出しにくいかもしれませんが、メリットの多い学習方法なので、是非お気に入りの一冊を見つけてください。
AWSの入門書について、おすすめ書籍を以下の記事で紹介していますので、興味があればこちらもご覧ください。
Udemy(動画で学べる学習プラットフォーム)を活用する
Udemyは、動画で学べる学習プラットフォームで、多くの動画講座が配信されています。
講座ごとに料金が設定されており、購入して動画を視聴する形式になっています。
良質な講座が数多く販売されているため、『資格取得を目標にした講座』や『WEBアプリケーション構築のベストプラクティス解説』など、希望にあった講座が見つかることから、多くのAWSエンジニアに活用されています。
学習用途にあった講座を見つけて、効率的に勉強しましょう。
まとめ
以上、今回は『初心者におすすめのAWS勉強方法』を紹介してきました。
勉強しよう!!!!と意気込んでしまうと中々学習が進まないことも多いですよね。
まずは今回紹介したように、AWSの雰囲気を知るところから始めて、動画を見たり、ハンズオンで手を動かしたりして、楽しく学習を進めてもらえればと思います。
AWSは多くのサービスや価値を世の中に提供できる便利なサービスで、数えきれないほどの先進的なサービスがAWS上で動いています。
是非楽しく学習を進めて、先進的なサービスを提供できるAWSエンジニアを目指しましょう!
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